あおい空勁気功教室

毎日を元気に笑顔で暮らすための気功

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目に見えない世界が見える時があります。

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

今回は気功の修行時代のお話しです。

 

気功の稽古は、基本的には毎日やるものです。

当時は一人で、毎日決められたカリキュラムを練功していました。

そして、毎週日曜日には先生にお会いして、一緒に練功したり新しい型や理論を教わっていました。

 

とある日曜日、先生と一緒に練功していると、

先生「◯◯君は、気が見えますか?」

私「???」

先生「練功していると、自分の気が見えますか?」

私「…いえ、見えませんが。。」

 

ちょっと驚きながら答えました。

質問の内容にも驚いたのとですが、当時は先生と話す時に、いわゆる非科学な気功の話題については話した事がありませんでした。

色々興味がありましたが、こんな事聞いていいのかな?という気持ちが強かったのかもしれません。

 

私「先生は見えるんですか?」

先生「見えますよ。ほら、黒をバック(背景)にすると見やすいんですよ。」

先生は部屋の奥の暗い方に手をかざして、説明しています。

部屋の奥には黒い布がかかっていたので、それをバックにして手を覗き込みます。

 

目を凝らして見てみますが、、

(どうしよう、、何も見えない。でも話を合わせたほうが良いかな〜。。)

なんとか話を合わせようと余計な気遣いをしてしまいます。。

一緒になって自分の手も黒い布の方に向けて、目を凝らして手を見てみますが、何も見えません。

(なんて答えたらいいかな…)

そう考えながら、手をしばらく眺めていると、、

(!!?)

気のせいか、手の周りがうっすら白く何かに覆われて見えるように見えます。。だんだんとピントが合ってきたような感覚です。

目の錯覚じゃない?と言われたら、そうかもしれないな…。それくらいの感じです。

そのまま、しばらく目を凝らして見ていると、、今度はその覆われているのがユラユラと動いているように見えました。

今まで見た事のある物で例えると、ドライアイスの煙みたいなのが指先でユラユラと動いています。

 

私「先生!!指先に、何か白い煙みたいなのが見えます…。気のせいかもしれませんが。」

先生「見えますか。ある程度練習すると、見える人もいるんですよ。見えない人もいるけどね。」

私「これって。。本当に気って見えるんだ…。」

なんとも、不思議な気持ちになる体験でした。

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それからはしばらく、練功する度に黒をバックにして手を観察していました。

(目の錯覚じゃないかな〜?)

毎回そう思いながら練功すると、、

(やっぱり見えてる!!!)

そんな日をしばらく繰り返しました。

目に見えない物が見える事に、我ながらずっと半信半疑でした。本当かな〜って。

だって〜、、ねえ。。おかしくないですか?

気が見えるなんて、ドラゴンボールHUNTER×HUNTERの世界じゃないんだから。。

なんて。 

 

あとになって色々と考えてみれば、人間は皮膚呼吸もしていますし、寒い日に運動すれば身体から湯気のあがるのが見えます。

身体の外と身体の内側からは、常に何かしら出入りしていますから、その何かしらが気功の訓練をすると、見えやすくなるのかなと思うようになりました。

昔の中国では、気功を修行する先代の方々は、練功時間も半端なかった(一日中練功していたなんて話しも聞きます)そうなので、さらにそういった感覚も磨かれていたでしょう。

暗い中で、目に見える気の流れを書き留めて、ツボや経絡の研究をしていたのかもしれないよな〜なんて、勝手に空想してしまいます。

これは完全な空想ですが(笑)

 

しばらく経ったある日。

自分で運営している気功教室で、練功が終わりみんなでお茶を飲みながら談笑していました。そこで、以前あった不思議な体験の話題になり「気は見える」という話しをしました。

 

…実はこの教室の前にも、2人の友人と気功の話しになったことがありました。そこで「気は見える」事を確認してみたくなり実験をしていました。

気功を習っていない2人でしたが、しばらく手をかざして実験していると、1人の友人が、

「指先に煙みたいな物が見える。動いてる!!」

というのです。その言葉を聞いた私は、

気功の訓練をしなくても、始めから見える人もいるんだ。それもこんなに身近なところにも。試したことがないだけで、他にもたくさんいるのかもしれない…。)

そう思うようになりました。

 

その時の経験から、教室の生徒さん達なら半分以上の人には見えるのでは?と考えていたので、このタイミングでみんなと一緒に実験をして、びっくりさせようと思いました。

この日、教室に参加してくれていた人数は7人。このうち何人の人に「気が見える」のか、楽しみです。

部屋の奥に暗い色の壁があったので、そこを背景にして、手をかざします。

生徒さんは順番に、一人2〜30秒くらいの間目を凝らして私の手先を見ていきます。

1人、2人、3人…。最後の7人目の人が終わりました。

緊張と、ワクワクした気持ちで皆さんに感想を聞きました。

すると皆さん声を揃えて、、

生徒「先生、、特に何も見えませんでした。」

私「えっ?何も??白っぽいの何か、なかった?」

(シーン…。)

まるで幽霊でも通ったような静けさ。。

 耐えられない空気になってしまった!!!

 

(たまたま、あの友人は見える人だったのかな?…いや!!待てよ…そもそも、本当にあの人見えてたのかな??)

色々な疑問が、頭をグルグルよぎります。

 

そして、なんとか場の雰囲気を変えようと、、

「部屋の明るさとかもあるのかな〜…」

「これは、あの…みんな見えなくても大丈夫なんですよ。これからまた、ずっと練功していく訳ですから、その…」

と話せば話すほど、しどろもどろになります。。

「気が見える」話しを一人で勝手に始めて、勝手に慌てて、さらに自分でフォローしています。

何をやっているんだろ。。は、恥ずかしい!!

 

 それでも生徒さんは皆さん、楽しそうにお茶を飲んで談笑して帰っていきました。。

大人の対応だな〜😭 

あの日は変な空気にしてしまい、すみませんでした!!!

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今もたまに、興味がある人と「気が見える」遊びはやりますが、何かが見える人もいますし、見えない人もいます。

ただ、この日以来、気が見えるというお話しは、講座では一切話さなくなりましたとさ!

チャンチャン♪

最後までご覧いただき有難うございます。