こんにちは。
皆さん、毎日ご飯を食べていますか〜??
最近はダイエットも流行ってますので、あんまり食べていない方も多いかもしれません。
プチ断食や、一日一食なんて健康法もあるようです。
「食事はこう摂るのが正解です。」
というのは、一概に言えないのかもしれません。
その方の生活リズムや環境、仕事内容等によっても、変わってくるでしょう。
国(農林水産省)の出す食生活バランスも、時代で少しずつ変わります。科学の進歩によっても変化があるでしょう。
私自身は、とても人に話せるような食生活ではありません。
気功の先生には、何年も色々アドバイスをいただきましたが、食事だけは全然改善できていません。
特に趣味もなく、唯一の楽しみが「好きな物を食べる」と言う事もあり、ただ好きな物を食べて生きてきてしまいました。
先生からは
「マゴはやさしいこ、を覚えておいてください。」
と教えてもらいました。
マ→豆やその加工品
ゴ→ゴマなど種実類
は→ワカメなど海藻類
や→野菜(特に緑黄色野菜)
さ→さかな、魚介類
し→しいたけなどキノコ類
い→いも類
こ→酵素の入った発酵食品
これらをバランス良く食べるように、教えてもらいました。
食事の根本は変わりませんでしたが、ゴマを足したり、ワカメを入れてみたり、何かを付け足す工夫はしてきました。
先生の教えを守る事は出来ていませんが、少しずつ色々な物を体に入れるように気をつけるようになりました。
身体は無意識でも、食事で取り入れた色々な栄養や、水分、そして気を組み合わせて生きていくために必要な物質を作ります。
その時に少しでも材料が増えるように、色々な食材を足してサポートしてあげているイメージです。
バランス良く食べれない事の言い訳を、そうやって自分にしています(笑)
同じような理由で、生物を一匹丸々食べるようにしています。
言葉にすると大袈裟ですが、玉子や小魚をよく食べます。
普通の肉や魚ですと、一定の部分だけになるので、丸々食べれる物は意識して食べています。
小魚であれば骨や内蔵等、希少な部分も摂り入れる事ができます。
好きな物(ラーメン等)を食べる。これが本当に楽しみです。
以前、精神科の先生とお話しさせていただいた時に、
「食べるとか、寝るのが趣味というのはとてもいい事ですよ。そう言う人には、自殺する人が少ない。」
と聞きました。
食事も睡眠も、毎日みんながする事なので、一日に必ず楽しみな時間がある。そこで、毎回気持ちがリセットされるからだそうです。
たしかに、そんなで生きられているのかもしれない…。
単純なんですね、人間が…(笑)
後は「残さず食べる」ようにしています。
理由のひとつは武術家の甲野先生の影響です。
だいぶ前に読ませていただいた本の中に、畜産農家にいた時の話しがありました。
スーパーで買う玉子って安いですよね。当時は安い玉子を作るために、生まれたひよこをベルトコンベアに乗せて、雌は飼育用のケージ(玉子を産むため)に分けられて、雄はポリバケツに詰め込まれて外に埋められていたんだとか。
餌をあげて育てるのは、場所もコストもかかるから無駄が多いんだそうです。
土の中からまだ聞こえる鳴き声が忘れられず、この畜産農家での体験から『命とは?』という葛藤が生まれ、それが武術の道に入るきっかけのひとつになっているというお話しでした。
私も衝撃を受けまして、、
「自分に何が出来るのだろうか。。」
と考えました。やっと出てきた答えは、
「人間が殺した物は、せめて残さず食べる。」
と言う答えでした。なんて単純な人間…。
食べるために殺してしまった生き物は、せめて残さず食べようと。それが一つの理由です。
もうひとつの理由、それは以前師匠にめちゃくちゃ怒られたからです(笑)
遥か昔、まだ20代の若い頃に仲間で新潟の海に行きました。
夕飯を買いに、みんなでスーパーに寄ったんですが、海の幸が信じられないくらい安い。
旅のテンションになっていますから、先輩とノリで沢山食材を買い込みました。最後におつとめ品になっていた大きな刺身の盛り合わせを見つけました。
「いや、食べきれないでしょう。。」
と止める人もいましたが、これもノリでさらに2パック買い増しました。
宿に戻り、みんなでワイワイと海の幸を囲んで宴を楽しみ、お腹いっぱい食べました。
差し入れで、美味しいコシヒカリのご飯も炊いてありました。もうお腹には全く隙間がありません。
ふとテーブルを見ると、最後に買った刺身の盛り合わせが2パック手つかずで残っています。
ノリで買ってしまった先輩と私。
買いすぎたでしたねとか、夜食べようかなとか、痛んでくるかもしれないしな〜だとか、ゴニョゴニョと話していると先輩の携帯にメールの着信がありました。
「いいかね、お前達2人は今後一生、刺身を食べるな。」
師匠からのメールでした。
戦後の食べ物がない時代を生きてきた大先輩。
ましてや食べる物が無くて辛い思いをしている人がいる世の中で、平等を重んじる師匠です。それは当然怒られます。
…でもなんでわかったんだろう?
「はっ!?…だ、誰か告げ口したんでしょ?」
しかし、時すでに遅し。悪いのは間違いなく自分達です。
慌てて新しい箸を開けて刺身をつつき始める二人。
「お、美味しいな〜…。モグモグ…ウップ…。」
今後は2度と、絶対に食べ物を残さないと心に決めた夜になりました。
チャンチャン♪
最後までご覧いただき、有難うございました!